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2005年07月24日
★『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』(千秋楽)
<作> エリック=エマニュエル・シュミット
<翻訳・演出> 青井陽治
<翻訳> 武藤 洋
<作曲> 稲本 響
<出演> 浦井健治
母の顔も知らず、父からも愛されずに育った13歳の少年モモ
ある日、彼は近所のトルコ人が営む食料品店で万引きをする
そんなモモに「盗むなら、うちの店でやってくれ」と微笑む店主イブラヒム
父から得られない大きな愛情を得て、人生の素晴らしさを知ってゆくモモ
しかし、実の父が自殺。絶望するモモに、イブラヒムは故郷の“黄金の三角地帯”で新生活を始めようと旅に出る
やがて本物の親子のようになっていく二人だったが…<公式HPより>
2003年に映画化された戯曲がリーディングステージに。
『シンデレラストーリー』で頂いたチラシで、この作品を浦井くんが"読む"と知ってからずっと楽しみでした!
ピアノとクラリネットの音楽に彩られながら、浦井くんがひとりで紡いでいく芝居。
実は井上芳雄くんの『ラブレターズ』でリーディングに少し苦手意識を感じたのですが、抵抗はありませんでした。
舞台袖から現われた浦井くんがソファに腰掛け、ゆっくりと思い出を話すように物語を語り始めて・・・
いつの間にか、だんだんと浦井くんがモモとオーバーラップしてゆくようでした。
思春期の少年の弾む感情や豊かな表情が溢れて、まだあどけない少年モモがそこに居るような!
「どっかーん!にっこり」とか、意外なほど弾けててとっても可愛らしかった。笑いも取ってましたね(笑
そして、モモである浦井くんを通して、その隣にまるでイブラヒムおじさんがいるように思えました。
朗読者として決して完璧でも達者でもないのだけれど、浦井くんの声がとても耳に心地よかったです。
そして戯曲としての、言葉やひとことひとことの素晴らしさに心をぐっと揺さぶられます。
残念ながら台詞をしっかりとは覚えていないので、もう一度映画を見てピックアップしたいと思います~
音楽もとっても素敵でした。
サントラがあったら買いたいくらい・・・ほんとに贅沢な時間を過ごした気分!
演奏者のおふたりと朗読者の浦井くんが目を合わせて歩調を揃えていく辺りもリーディングならではの一瞬。
ただ、時折、朗読の速さが気になりました。
モモの若さや何かに逸る気持ちを上手く出していたとは思いますが、速いよ~;と思う場面も・・・
もう少しだけ、ひとつひとつの台詞を味わっても良かったかと思うのは我侭でしょうか。
終演後、驚いたことにホワイエには舞台を終えたばかりの浦井くんの姿が・・・
ひとりひとりの観客と向き合うその姿こそ、ファンがついつい彼に入れ込んでしまう魅力のひとつですよね
8月末には麻美れいさんの公演も控えています。こちらも楽しみ!
by tiduru@toki at : 2005年07月24日 22:12
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