2005年05月01日
『KITCHEN』 マイクル
担当・・・卵とスープ(ハンバーグステーキ / ハムオムレツ / ミネストローネ / オニオン・スープ)
人種・・・イギリス人
実は、原田琢磨くんを意識したのは実は暫く経ってからです。威勢がよくてカッコ良い子が居るなあと思ってパンフを見て、「ああ、バルサザーか!」とやっと気付きました(ごめんなさぃ;;)。バルサザーでは帽子を深めに被っていたので、オペラグラスで見ないとお顔が良く見えなかったの・・・その分"声"がとても印象に残っている役者さんでした。
おそらく、この調理場唯一の10代。現実を悲観的に捉える要素も無くて、ある意味苛立ちが支配しているこの調理場の中では特殊なのかもしれない。"働くこと"が好きというよりは、"働くこと"さえも喜びを得る手段なのだと思います。戯曲が書かれた当時のイギリスの背景は知りませんが、実際にこぅいったポジティブさを持った青年は居たのでしょうか・・・。調理場の衝突には直接は関わってきません。どちらかと言えばペーターサイドかもしれないけど、それは単純に年齢層のお話だと思います。調理場の同僚としての意識だったらペーターもガストンも自分にとっては同じような感じで、「お前らなんでそんなに喧嘩してンだよ」って笑ってる感じ。
この1日を通して「スープが酸っぱい」と言われ続けますが、そんなのどこ吹く風といった感じで飄々としています。スープが付き返されても、カップを替えただけでまたウェイトレスに渡して、また給仕長に怒られて(笑)仕事をしていない時はニコニコと、仕事中はキリっと。好感の持てる青年です。実際調理場のメンバーからは割りと好かれていたと思うんです。コック長も、スープについてアレコレ言いながらもマイクルに対しては柔軟な態度でしたし。調理のマイムがとてもてきぱきとしていてカッコ良かったのも印象に残っています。玉子をフライパンの上に落としたり、柄の部分をポンポンと叩いてオムライスを形成するマイムが好きです。午後のサッカーシーンはいつもドキドキしながら見守ってしまいました。ダンボールが冷蔵庫の上に乗るとなんだか嬉しくて、「やった!」と思ってしまう。
マイクルのその後・・・一旦チヴォリを後にはしたけれど、すぐに戻ってくる中のひとりだと思うんです。また同じように、卵とスープを担当して、酸っぱいスープを拵えて、給仕長に怒られるんだと思います。その内偉くなって、鶏を持って帰るんでしょう。
by tiduru at : 2005年05月01日 19:48
| [『KITCHEN』][舞台:蜷川演出][#with PICT]